くらすひ

ぼんやりしているくらしの雑記

2018-01-01から1年間の記事一覧

ゆらぎのあるわたしができること

わたしのくらしや、こころの支えになるような本を読んだので、かきとめておきます。「どもる体」という本は、吃音という事例を用いて、からだや、意識や、社会性などの面から「しゃべること」のしくみに迫った本です。 どもる体 (シリーズ ケアをひらく) 作…

日々:あとがき

夏のはじまりとともに、地震や大雨がつづく近頃。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。心のざわめきとともに、「日々」というショートストーリーを書きました。 ごはんとアパート - 日々... 先日、このお話を読んでくださった方からご感想…

沈丁花

会社までは電車とバスに乗ってゆく。駅前がちょっぴり繁華なだけで、バスに乗って会社に近づくにつれ、マンションが少なくなりぽつぽつと民家が見えてきて、なだらかな田園や林が窓の外にあらわれたり、消えたりする。その合間に、わたしでも知っているよう…

やさしい女の子

ものすごく晴れていて、ものすごく風が冷たい日のこと。電車を何度か乗り継いで、「SEWING GALLERY」さんで行われていました「繕いの便り展」へ行きました。てづくりの葉書がずらり。展示、販売されていました。お便りをかいたり、受け取ったりするのは、特…

くるくる

小雨の降る夜、自転車置き場でみかけたカップルの会話を聞きました。駅前には随分昔からある、パン屋さんがあって、男の人がそのパン屋さんの袋を抱えていました。女の人は、ちょっとご機嫌ななめなのか、つよい語気で、彼を置いてすたすたと歩いてゆく。 「…

呼吸の湿り気

健康診断を受けた日、ふと思ったことは、なんだか健康診断って、果物の缶詰が、ベルトコンベアに乗っているさまみたいだな、ということ。血圧を測って、体重計に乗って、視力検査をして、聴力を検査して、レントゲンをとって、血液を採ってもらって…。案内さ…

髪を切っておうどんを食べた話

髪を切りました。大学を卒業してから髪を伸ばし始めて、いつのまにか胸の下まで伸びた髪を、鎖骨くらいまで切ったり、またのばしたりして、もうすぐ4年が経ちそうでした。今日は思い切って、顎のラインくらいまで、髪を切りました。 頬にそって、髪がぴた、…

2017年、日々のこと

2018年、あけましておめでとうございます!年を越しながら、去年一年分の日記帳を読み返してみました。だれかと会ったこと、旅のこと、仕事のこと、そういう手帳に書き込むような予定は、よく思い出されるのですが。例えば、だらっとするだけのお休みの日の…