くらすひ

おにぎりと、本と、映画と、雑記。

2017年、日々のこと

2018年、あけましておめでとうございます!年を越しながら、去年一年分の日記帳を読み返してみました。だれかと会ったこと、旅のこと、仕事のこと、そういう手帳に書き込むような予定は、よく思い出されるのですが。例えば、だらっとするだけのお休みの日のこと、芸能人がテレビで言ったセリフ、マカロニをつまみ食いしたこと、そういうようなことはすっかり忘れていて、書き留めていられたことが、うれしかったです。そういうささやかなことだけ抜粋して、一年を、2017年を、振り返ってみたいと思います。長いので、目についたところだけでも、よんでもらえたら嬉しいです。

 

2017年1月1日
「年が明けました。大学時代の先輩後輩と、CDJで年越し。イエモン!夜中三時の、スペアザ。酔っ払って、睡眠不足で、へろへろになる。終演後、まだ暗い中、東京駅の八重洲口でバスを待つ。バスの中から日が昇るのを見た。東京の街が黄金にひかって反射していた。うつくしかった。」

2017年1月〇✕日
「後輩の恋の話をきく。ツタヤのバイト先のふたつ年上の先輩と、CDの貸し借りをした。人混みで助けてくれた。ラインが返ってこない。先輩には、彼女がいるんです。それでもって、ちょっと、その彼女に冷めてきているんだと言う話を、わたしにしてくるんですよ。と、長い間隔で瞬きをしていた。後輩が頼んだコーヒーには板チョコがついていて、それをカップに割り入れてのむらしかった。甘い、いいにおいがした。」

2017年2月〇日
「お酒を飲んだ。テーブルの向かいでほろ酔いになって、陽気になって、良くしゃべる人を見ているとうれしくなる。サワーに、自分で檸檬をしぼっていれた。銀色の檸檬をしぼるやつで、ぎゅーってする。帰り道、身体をちぢこめて歩いたり、帰ってからカップラーメンを食べたりする。平和だ。」

2017年2月✕〇日
「夢を見る。どこかのテーマパークで、ひとり、乗り物へ続く列の外側で途方に暮れている。そこらへんのスタッフさんに声をかけたら、それは松田龍平だった。何かをインカムで話してわたしを助けようとしてくれた。かっこよかった。」

2017年3月〇日
「いろんなことを決断するというのはパワーがいる。朝起きると、こころが重くて困った。カルテットを一気見した。すずめちゃんに恋をしている。」

2017年3月✕△日
「職場で送迎会を開いていただく。帰りの電車、わたしが駅に降りたあと、皆さんが電車の中からずっとずっと手を振ってくれる。冷たい空気の中だけれど、お酒と緊張とさみしさで肌は熱かった。」

2017年3月△〇日
「ホテルに宿泊する。トイレのドアが開かなくなって、フロントに電話すると、とても丁寧な男の人の声がここちよかった。缶チューハイを飲みながら、チータラを食べながら、映画を観た。内容を全然覚えていない。加瀬亮くんがでていた。ホテルのモーニングのポテサラとオニオンスープがおいしかった。」

2017年4月〇日
「お友達とイノダコーヒでモーニング。集合場所と違う支店に間違えて行ってしまったので、おろおろしていると、電話がかかってきた。電話口、友達の「おっはよー!」という声にほっとする。」

2017年4月✕日
「自転車に乗った。定期券を買いに行った。ベンチに座って、カフェオレを飲んだ。春がやってきている!」

2017年4月△日
「星占いをこころに留めておきたいのでメモ。『自分の力でのみ何とかしようとする力の強い天秤座が、改めて周りの人の素晴らしさに気づくとき。愛することに焦点を当ててみましょう。』」

2017年4月△✕日
「ドラマ『火花』がいいかんじ。シュウマイを頬張りながら階段を降りるシーンが好きだ。」

2017年4月✕✕日
「おうちでカルボナーラをつくる。賞味期限の切れたウインナーを焼いた。ずいぶんあたたかくなって、暖房いらず。手を水で洗ってもつめたくなかったのだ。」

2017年4月〇✕日
日曜美術館で、『ティツィアーノ・ヴェチェッリオ』。肌の透明感、髪のふわふわなところ。チョット俗っぽいところが生々しさを生むようだ。感情や動作がハッキリしないニュートラルさ。井浦新さんが、「完全にエロスですね」とコメントしていたのが色っぽくて良かった。」

2017年4月△△日
「必死で仕事をおわらせる。あたまがぐるぐるして、ぼーっとしている。わたしは、平凡で下らなくて、でも悲しくて愛しくて涙が出るものをつくりたいと思っている。」

2017年5月〇日
「おなかがすいたら、ごはんをたべて、ふたたび本を読み、衣替えをする」

2017年5月✕日
「友達が青い花柄のティーカップにレモンを浮かべた。ゆっくりお互いの心の内をはなす。「悩めるお年頃だよね」と彼女が言った。」

2017年5月△〇日
北野武ピカソ。映画で、なぜ暴力を描くのか。100パーセントの愛のためだ。」

2017年6月〇日
「仕事で使うもちものにカエルのシールを貼っておいた。上司が「あー。何かと思ったら、カエルさんでしたか」と言った。「池田なので、田んぼから連想してカエルにしました」と言うと「あはは、面白いですね」とわらっていた。」

2017年6月✕△日
「だらだらとしたねむり。『リップヴァンウィンクルの花嫁』を観た。ふるえちゃう。Coccoがおそろしく素敵。綾野剛くんはこういう冷たいまなざしの役が好きだ。NHKの『映像の世紀―世界を振るわせた芸術家たち』をみる。すさまじくて、世界史の図説出してきて復習する。特攻隊の映像に打ちひしがれる。今、若い男の人のからだが敵艦に突っ込んでばらばらになるのである。わたしのからだや意識とは…人のためにも、自分のためにもならない時間を過ごすとき、絶望だー。」

2017年7月△日
「仕事終わり、友達と行った定食屋も、串揚げやも満席。だけど夜の路はたのしかった。京都タワーが青かった。「かき氷みたい、ブルーハワイ」とわたしは言った。和食屋さんの鶏天がふわふわでおいしかった。うずらベーコンを頼んだら、うずらチーズが来た。友達の一夜の恋のエピソードを聞く。ドキドキした。女盛りだものね。」

2017年7月✕△日
「外に出るととんでもない熱の塊。夏だ。」

2017年7月✕〇日
奄美大島に行ってみたいな」

2017年7月〇✕日
「本屋さんでぶらぶらしていたらにわか雨が降った。〇〇くんの結婚をきく。おめでとう!いいこと、いいことだ。」

2017年7月✕✕日
「メロンパンを温めて食べる。夜、YouTube銀杏BOYZみはじめちゃって、楽しくなっちゃって、もうこんな、25歳なのにいつまでも、くそみたいなロック(褒めてます)を聴いて、ワーってなってるなんて、いつまでもこころのどこかは中学生のままなのだな。」

2017年8月〇日
「夜。オジイチャンのお見舞いに行った。おじいちゃんは目を丸くして、あまりしゃべらなかった。わたしもやっぱり、何も言えなかったな。何が正しいことなのかは、わからない。顔を見るだけでも、分かるような気もする。すべて、うまくいくように。別れ際、背を向けたおばあちゃんを呼び止めて、「おばーちゃん、ばいばい」とだけ言った。おばあちゃんは「ありがとうね」と言ってくれた。眠気がどっと押し寄せた。車からみたネオンばかり思い出します。」

2017年8月✕〇日
「ライブハウスに久々に行く。大阪までの車窓は少しずつ暮れて、きれいだった。遠くに夕立の雨雲や、それが通り過ぎた後の光のすじをみた。ジントニックを頼んで、ロン毛アシンメトリーのお兄さんがやさしく「どうぞ~」と言ってくれた。帰り道は、久しぶりに無敵な気分になって、余裕綽々、どこまでも走れそうだった。夏の夜、小走りで駅へと向かった。」

2017年8月△✕日
「薬局へ行く。蝉が道にぽとんとおちていた。おじさんが店員さんに、「バルサンみたいなんは~、あるんか?」ときいていた。おやつに買ってきたドーナツを食べる。」

2017年8月△△日
「100分で名著『中原中也』、森山未來が朗読していてめちゃくちゃかっこよかった。ダダイズム。前後の脈絡を崩す、言葉を解体する。叙情が、それらを上回る。」

2017年8月〇〇
「祝日だけど仕事。誘われていたバーベキューの様子を、友達が写真を送ってくれる。うきわをもった〇✕くん。仕事を終えて、ひとり本屋に寄って帰った。ひっそりした奥の棚までいったりきたりする。なんとなく安定していた。」

2017年8月△〇日
「何も予定のないお休みの日は、とてもたのしく、ずっとせつない。夕刻の近所の景色を見た。なんだかすごい。時々ふしぎになる。こんなにたくさんの家々、大きい看板、学校。たくさんの人の営みがあるんだなあと思う。ペットショップの中にある段ボール箱の中からポメラニアンがこっちを見ていた。」

2017年8月✕△日
「図書館へ自転車で行く。坂を上るのでとめどなく汗が出る。本を探して、棚を眺めて、読んで、探して、戻し入れて、また読んだ。帰り道は、坂をぎゅーんとくだった。高校生になった気分だった。」

2017年9月〇日
マクドナルドで、ウェーイ感漂う大学生4人組が騒いでいる。女の子の話をしているようだった。「ショートカットの子が…」「スポーツ女子みたいな…」「俺はかわいいとおもうけどな、ふつうに」ふむふむと思いながら聞く。」

2017年10月△日
「雨降り。お姉さんから、国宝展のお誘い。良い日です。雨の日の電車の独特の空気。夜は大阪へ行く。友達と一緒に、なみなみと注いでもらったワインを飲む。もう何年も前の、ないがしろにしたかもしれなかった恋の始まりのことを思い出す。」

2017年11月✕日
「お友達の個展へ。商店街と喫茶店。ローテーブルのくすんだ調味料の入れ物。むき途中のゆで卵がいっぱい入ったボウル。一緒にいるだけで、豊かな時間をくれるおともだちへ、いつもありがとう。」

2017年11月〇△日
「なす、かぼちゃ、キノコが入ったカレー」

2017年12月△日
「勉強したいことメモ。「ハンナアーレント全体主義の起源」「エルサレムアイヒマン」「ミルグラム実験」どのような考えを持てば、全体主義に陥らないか?という考え自体が傾倒している。いかに「考えていないか」を自覚するしかない。」

2017年12月〇日
「先輩に桃のアイスバーを奢ってもらう。大はしゃぎしたので、笑われた。パフュームの話で盛り上がる。先輩が駅のホームで、チョコレートディスコを踊りだしたので焦る。」

 2017年12月✕✕日
遊郭の本のみを扱う吉原の本屋さん『カストリ』が気になる。歴史と文化にこころときめく日々です。」

2017年12月〇✕日
「雪が降るかも…な朝。(雪マークのイラスト)」

2017年12月✕△日
「鈴木晴信をあらためてみつめる。文学的な装いがある絵。」

2017年12月△△日
「ファミレスの店員さんの佇まいがドストライクだったので、心の中でキャーとなる。おなかがとてもすいていたので、そしてごはんおかわり無料だったので注文ボタンを押したら、その店員さんがさわやかに走ってきたので恥ずかしかった。レジでも店員さんが対応してくれたのだけど、お釣りの渡し方が、差し出した手を上下から両手で包むタイプだったので、またキャーとなる。」

 

一年間、わたしの日々はくだらないことで満たされていました。幸せなことです。基本的に家にひきこもることの多いわたしですが、たくさんの出会いと、特別なことがたくさん起こった年でもありました。(それらはあえて、かきませんでしたが。)夢みたいな日も、ありました。それはすべて、一緒に過ごしてくれた人たちのおかげです。ありがとう。 みなさんの一年はどうでしたでしょうか。2018年はどうなるのかな。出来たら今年も、いちいちすべてにトキメキながら、すごせたらいいですね。ことしも、どうぞよろしくおねがいします。