くらすひ

ぼんやりしているくらしの雑記

東京の夜

すこしばかり旅行へ行きました。大学時代の友人5人とディズニーランドへ行き、その日泊まったホテルの部屋の、お風呂はとても大きくて興奮して、ぷかぷか湯船に身体を浮かべます。楽しみ尽くした一日の夜はへとへとで、ホテルのからっとしたシーツが心地よい。次の日からは東京観光でしたが、仕事のため宿泊しないメンバーもいたので、最終的にはひとり旅に。それもまた良かったです。

みんなと別れてひとりになったとき。東京駅で友人を見送る経験が出来たこと。早速電車の路線がよく分からなくなったり、駅からの方向が分からず迷子になったりして、「ワタシ、東京にいるのダ」と思ったりしたこと。とてもたのしかった。ひとりになってからは、ホステルに宿泊。大部屋でシャワーなどは共用ですが、宿泊費が安いし、押し入れみたいなせまいところで寝られるので、わたしはそれが好きなのです。二段ベッドの、上の段だったし。ルンルンです。下の段のベッドは、韓国人の女の子でした。かわいかったな。

東京では、美術館に行ったりおいしいものを食べたりして、友人との時間もとても楽しかったですが、ひとりで夜の東京を歩いたときは、街のパワーやうつくしさに圧倒されて、こういうのは、ひとり旅でしか感じられないかもしれません。黙って、五感を研ぎすますことが出来るので。

浅草をぶらぶらしたのですが、日本初のバーとして1880年に誕生した神谷バーをのぞきました。

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東京の街は歴史が感じられてすてきですね。明治から、昭和の戦後くらいまでの時代の様相がとてもすきなので、たまりません。バーは混んでいて、たくさんの人の社交場になっていました。わたしはもうちょっと、ひとりでゆっくりとしたかったので、近くの純喫茶へ行くことにしました。(いつかリベンジしたいです。)

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隅田川沿いで、スカイツリーを眺めたりもしました。月が出ていて、うつくしかった。人間のつくった無機質な物体と、自然のごうごうとしたちからが、圧倒的です。

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夜の雷門ははじめてみました。

東京の夜は脈をうつような力があって、きらめいてうつくしく、同時にとてももの悲しい。希望と、ちょっぴり不穏な空気が混じり合って、どきどきしました。街に魅了された夜、良い旅でした。