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くらすひ

おにぎりと、本と、映画と、雑記。

風邪をひいている間に考えたこと

ぐんぐんと冬に向かって季節がおし進められています。わたしは二週間くらい体調を崩していました。最初に胃腸炎になってしまって。ごはんが食べられなくて、よわったナーと思っていたら、次に喉の風邪になってしまいました。おなかの調子が良くなったら、もりもりごはんを食べて、昨日くらいからやっと元気になりました。

風邪をひいて、高い熱が出て、仕事も休んでしまいベッドで眠っていると、いつもとまったく別の世界で過ごしているみたいでした。目が覚めると何時か分からないし、でも体が動かないのでまた眠る。長い間眠っているから、夢を見たりする。それも、長い長い夢を。わたしはおなかを壊しているというのに、夢の中で喫茶店にいて、パスタを食べようとしていました。店員さんはひとり。飲食店なのに、髪の長い男の人だった。わたしはメニューをながめ、「檸檬クリームパスタ」の文字に釘付けになってしまいました。湯気を思い浮かべるだけで、レモンの酸味が、脳の中をかけめぐって、もう虜です。だけど、よし、注文するぞ、と言うところで目が覚めてしまって。ふと、おなかが痛かったことに気づいたときの、くるしみといったら。

ごはんがおいしく食べられると言うことは、幸福です。

 

そんなふうに夢と現実の境が分からなくなっているような、風邪の真っ最中は、眠くなったら眠り、おなかがすいたらごはんを食べる、というように、からだの欲求を優先して時を過ごします。元気なときは、仕事に行かなきゃいけないから、えいやっと起きて、ごはんを急いで食べて。お昼の休憩の時間だからお昼ごはんを食べて。明日もはやく仕事に行かなきゃいけないから、眠って。生活のスケジュールに、からだを合わせていくってことを、普段は無意識にがんばっているんだなって、おもいました。わたしはとても面倒くさがりで、とてもマイペースなので、余計に。もっと毎日、じゆうに、動物のように気ままにすごすことが、なんだかとても心地よく感じました。(風邪はつらいのですが。)

生き物として、欲しているものを、ちゃんとつかまえると言うことは、案外大事なのかもしれません。いろんな健康法だとかが、今は情報としてあふれているけれど。これを食べるとキレイになれるとか。こういう眠り方をすると短時間で疲れがとれるとか。頭で考えてからだをコントロールするのは、わたしには難しそう。「おいしいな」と思うものをたべて、「きもちいいな」と感じながら眠って、シンプルに暮らせたらうれしいです。

とにもかくにも、檸檬クリームパスタが食べたい。